日航機墜落事故から30年も経ったんだね…九ちゃんによせて。

 
墜落した時の乗客の一人、坂本九さん。

だけど誰にとっても、リアルタイムに知らない子供にとっても、
彼は「九ちゃん」であり続けるのだろう。


今日、ラジオで、
上を向いて歩こう」と「見上げてごらん、夜の星を」がピアノ演奏されていた。

わたしにとっては、
人形劇の新八犬伝のエンディングのあの歌声が、全てだ。


彼の声には明るさがある。
何て言うのかな、演じて出てくる明るさとは違う。

もっと根底に存在する、清澄な明るさ、
何物にも侵すことができない、本来の、真理の輝き…
という表現しかできないのが歯がゆいけど、
そんな、凜とした明るさ。


あの日、
九ちゃんは、夕焼けの空を見たんだろうか、
そして、夜の星を見上げて、昇って行ったんだろうか。


その時の心中を思うと、他人のわたしでも辛すぎるけど、
九ちゃん、
あの明るい歌声をどうもありがとう。