ハリーポッターを観にいく気になったのは…

 
(続き)

気持ちを切り替えたのは、昼間にふっと見上げた青空に、
まるで鳳凰みたいな大きな雲を見てから。
例によって携帯で撮ってみたけど、いまいち違う。
流れてるし、濃淡も微妙だから仕方ないなぁ。

雰囲気だけですが、文から読み取ってみて下さい。
左上から右下へとこちらに背を見せて飛んでいたとします。(単に前提です)
その体勢からグイッと旋回、左上に頭を見せて、
鳳凰自身の右の翼を低く、左の翼を高く、
左右の翼の軸が、こちらから見て左上を中心にした、大きな円弧を描いている。
下降から上昇に転じ、まるで風を切る音が聞こえてくるような、
そんなダイナミックな瞬間に見えたのです。


「今」を犠牲にするのはもう嫌だ!と、そう思いました。
今もう少し我慢して、それで報われたことなんて何もなかったじゃないか。

そう思うことが、なんだか新鮮でした。
あの雲は、他の人たちには鳳凰じゃなかったかもしれない。
ただ、私には自分自身で思いきるために、(映画を観るという事ではなくて)
私に必要なシンクロニティとして、出現したんだと思う。