初詣の「有頂天」と「金輪際」・・・その2

 
お正月に、まるるん地方にいる限りは、
いつもパスケースに入れられるお守りをいただいています。
丁度、カードサイズなのです。

剥ぎ板くらいの厚さの木の間に、御札がサンドイッチ(!)されています。
当然片方のパンの側は、御札の表が見えるように、四角く抜かれています。


あれこれ選ぶわけではないので、すいているコーナーに行ったのが運の尽き・・・


並べられている、そのお守りの真正面のアルバイトさんが・・・ あ?

両側にいるアルバイトさんは、上に羽織っている白衣の襟もキチンと深くあわせ、
顔の高さからいって、まっすぐ膝立ちしている様子なのですが、
そのアルバイトさんは、ベタッとすわって、お洋服を見せたいのか襟が開いてる。

まるるん、ん~っと躊躇したのですが、このコーナーは彼女の正面にしか、
カードサイズのお守りがない。
これも運命かと、「こちらのお守りをわけていただけますか」と声をかけたんだけど・・・

彼女は長い爪のネールアートの指先で、
お守りをポテトチップのごとくに抓んで(ひ、ひえ~~~~)、
お守りなどを入れる紙の小袋に、ポイと放り込んで(あわわわわ・・・)、
その袋をも抓んでグイと突き出し、もう一方の掌をさしだして、
「500円で~す」と、のたまった。

まるるんは、500円玉を右手にもったまま、凍り付いてしまいましたああああああ。

た、たしかに・・・カード型のお守りだから、思わず抓んでしまったのかもしれない。
抓んでしまったら、勢いからポイと放り込んでしまっても仕方ないかもしれない。
「500円、お納めください」と、事前の教育もされてないかもしれない。
ネールアートは個人の自由。
神様もキチンとおしゃれしているほうが、嬉しいかもしれない。

でもでも、なんか違うよね? 
御神気が、お守りから一気に抜けてくような、あ~~~、め、めまいがああああ。

いつも、神門を出るときには、「お守り、いただいて帰ります」とご挨拶するけど、
今年は特に念入りにいたしました。
「神様、大丈夫ですよね?」「あの~、少し御神気抜けてたら、足してくださいませ!」

まるるんは、よろめくように神門の階段を下りていきながら・・・
あんまり「有頂天」になってたから、「金輪際」を垣間見せられたんだろうか??と



あ~、新年早々、加門七海「うわさの神仏」モードになってしまったまるるんでした。