いろいろと、降ってくる…

 

時々、ハシブト鴉が子育てで狂暴に降ってくるシーズンになった。森の鴉だからでかくて、攻撃的。日傘兼用の傘でかわす。

一方、ハシボソ鴉はよっぽどのことがないと襲ってはこない。集団で草刈りの終わった場所で、なんか落ちてないかなぁ?と歩き回っては啄むのに忙しい。

 

昼にハルゼミの声が明るく降っていた道から、オシドリ池の大学を抜けようとしたら、何かが鴉よけの傘の上にポトッと降ってきた。

ん?足元を見たらヤマザクラの実がたくさん墜ちていた…熟したのはブラックチェリー色で軸がない。拾うと赤い汁が手についた。

風に負けて墜ちたのは、国産のさくらんぼの配色で軸ごと。長径が1〜1.5cm 短径が0.5〜0.9cm位の小さな楕円形。

香りは、チェリーというよりはキイチゴっぽい。以前味見したら完熟してもかなり苦くて渋かった。

 

ここのヤマザクラは、近くに学生会館や大学生協、駐車場、駐輪場があって、南も西も陽当たりが良いせいか、知る限りでは多分構内で一番早く咲く。

 

今はその近くにバターカップが、ピカピカ輝いて黄色い花を咲かせ、一面広がっていた。

あぁ、農学部のノイバラも小さな白い花を咲かせているはずだなぁ…