思い出したことがある

 
多分、小学生の高学年の時だったと思う。

義務教育とは、どういうことかと、ある時に担任が口をきった。

私達は、学校に通うのが義務なんだと思っていた。
つまり、児童である私達の義務だと。

違う!と妙にキッとした眼差しで、担任は笑みのない顔で、否定した。

あんたたちの義務じゃない、権利なんだ、と。

義務は親(保護者)にある。
それだけじゃない、学校(教師)は勿論、この日本の国自体も、義務を負う。

あんたたちが安心して勉強して、給食を食べて、元気に校庭を走り回れる、
学校はそういう場所でなければならない。

そういう学校に通えるように、親は万難を排して(って言われても、知らない言葉だったけど…)送り出す義務がある。


今思い出してもその時点では、、クラスにそういう同級生はいなかったと思う。
校内のどこかのクラスで、そういうことが起きていたのか。



みあちゃん、つらかったね。
あなたを護るはずの親の一方は暴力をふるい、
もう一方の親は自らの保身のために、あろうことか、みあちゃんを盾にした。

みあちゃん、悲しかったね。
でも、やっと自由になったんだね。沖縄に帰れたかな。