飼い主そっちのけで、懸命にこっちに近づこうとした、白いワンコ…

 
先日、お散歩の白いワンコとすれ違った。

飼い主より少し前、まぁ程々に引き綱が弛んで、長閑にポフポフ歩いてた。

従姉が飼ってた母犬にちょっと似てて、思わずニッコリしてしまったよ。

そしたらね、ワンコが一瞬、しげしげと私を見たの。
ま、ニッコリされたし、えっと~よくお散歩で会う人だったっけ?とでも、考えてるみたい。

で、突然ピュンっとこっちに向かって、跳び跳ねるみたいに戻ってきた。

飼い主さんは驚いて、こらっ!駄目っ!って慌てて引き綱を引き戻すけど、
前肢を宙にして、目一杯近づこうとしてる。

別に敵意じゃなくて、何か嬉しそうにジャレつきたいモードなのは、よく解る。
多分、飼い主さんにも解ってるけど、飛びつかせまいと、綱を短く手繰った。

前肢を地面におろして、巻き尾をフワッフワッと穏やかに振って、優しい表情で眺めている。
心に聴こえてくるのは、ねぇ、一緒に遊ぼっ!と。


帰りを急いでいる様子で、飼い主さんは一生懸命引くけど、
ワンコは力一杯、踏ん張って、それなのに尾は降り続ける。

そう言えば、スピ系の本で、ペットは生まれ替わってまた会えると…
あ、会えたのね?