呆れはてる、労働時間調査の訂正発表。これで正しい調査結果とするならば、全くいい度胸をしているものだ。

 
これだけの事業所データを削除して、なお全体の集計には影響がない?

裁量労働の法案を、強行に通そうとした、総理以下に対する、忖度としか受取れない。
(最近の新しい意味の忖度で、本来の奥ゆかしい配慮とは違うのは、言うまでもない!)

実際、矛盾を指摘できるものを排除したのみ。
150時間超の時間外が、数ヶ月に渡っても、
回答した事業所が、所謂手が後ろに回る事態を隠そうと、
時間数を上限以下に回答した可能性は、皆無とは言えぬ。

派遣で間に複数の会社がかんでいれば、どんな数値が末端に渡っているのかは、想像に難くない。


高度プロフェッショナル…と字面や響きは妙に先進的だが、
まるで、我が国以外にひけらかす、パフォーマンス用の法案としか思えぬ。

強行通過させるために、精査もせずに(たまたま資料として好適な結果なので)、
これを根拠に採決しようとした。

信頼はすでに地に落ち、深く海中にどんどん沈んでいる。


どうしても、労働時間調査を根拠としたいなら、
事業所に回答に関する説明をつくし、悪質な虚偽の回答が判明した場合の、事業所名の公表も明記して、
再度調査して欲しいものである。