シラカバさんから、頂き物。

堆積した枯れ葉を突き破った、春のお花や葉っぱの上に
シラカバの樹液が、ポツン、ポツっと音をたてて落ちてきていた。
私の視力では、見えるはずもないんだけど、音はかなりよく聴こえる。


ちょっと味見したいもんだな~、と思いつつ、
歩きながら、携帯を持った左手から右手で掴んで持ち変えた。
掌が空になったまま上向いている、その瞬間に樹液が落ちてきた。

へ?な、なんか、はかったみたいにぴったり命中。
今まで携帯を持って掌だけど、構わずペロリと舐めました。


そんな柔な消化器じゃないし、毎日インチキなチャイマサラと、ターメリック摂ってるし!

美味しかった!

春になると、味覚と嗅覚がかなり鋭くなる。
多分、一番アレルギーが出やすい時期だから、
アブナイものは喰うなよ!っていうことだと思うんだ。

その舌に、わずかに薄く柔らかな甘味。
その微かな甘さがわかる状態なのが、とっても嬉しかった。

シラカバさんがね、あ?味見したいの?あら、そうなの?

よしよし、いいよ~、んじゃ、こっちの枝からね…
はいどうぞ~…ポタリン…


シラカバさん、ごちそうさまでした、ありがとうございます。