鉄鋼関税、日本を除外?それとも日本は除外?

 
大統領は、陳情してくる国にまるで絶対権力者のように振る舞っている。

みんな同じ対応を例外なく実行すると最初に言っておきながら、
二転三転して、アメリカに与する国を自主申告させているようなものだ。

これでは、権謀家というのさえ憚るほど、
皆があわてふためくのを、にやにや眺めている。


こんなやり方に、振り回されるのは、
この大和の国の魂を持つ民として、誠に唾棄すべきことだと思う。


もちろん、日本の担当者としては、すがりついてでも除外してもらわないと、更迭されてしまう。

けれど、ここで先方に恩を売らせると、その先にはドミノ倒しのような、
少なくとも大統領が替わるまで、不平等な譲歩を、
半永久的に呑まされることに、なりはしないかと懸念。


政府には、あわてふためく代わりに、
もっとグローバルな視野で、冷静に行動してほしいものだが、
ま、今現在の御家騒動的大混乱状態では、無理な話か…


もう、笑ってしまいたくなるほど、幕末に似てきた。
さすが、明治百五十年である。

下らない不平等条約を結ぶ流れに足を挿すなど、
まったくノーサンキューなのが、国民の正直なところだ。