雛あられは、立派にシリアルですっ!

 
雛菓子のひとつ、雛あられ。
私が子供の頃は雛飾りに、小ぶりな重箱(多分、他の段が壊れた残骸)に、ざざっとあけられていた。

で、その蓋をパカッとあけては、風船玉だけ食べて厳重注意された訳。

残った米粒の姿をしたのは、色も味も淡くて、子供の指は伸びない。
雛人形を片付けた後で、母親も何だか面倒くさそうに、お茶を啜りながら残ったあられを食べていた。
(食べ物は、傷んでいない限り決して捨てない人…)


先日街角で、お供えした雛あられが湿気たので、全部捨ててしまったという、若いママの声が聴こえてきた…

試しにレンチンしたら、ふにゃふにゃになっちゃったし、
そんなのをお義母さんにみつかったら、何を言われるか知れないと…

あ~あ、勿体ない~!

あれは、和風シリアルだと思って、ミルクをかけて食べればいいんだよ。
甘味が足りなかったら、なんか足せばいいし、ミルクに浸せば湿気たかなんて、全然わかんない。
お煎餅みたいに、堅くて歯が立たなくなるわけじゃないから…


粟の菱餅も飴で固まって歯が立たず、去年はこっそり捨てたって。
暖めるミルクに、小さく割っていれれば虫養い(小腹満たし)に…