きゃあ~!猿田彦さんと握手しちゃったよ~

 
午後歩いていたら、ふとお囃子に気がついて、音のする方へダアッシュ!
その時点ではなんだかわからなかったけど、
期待というか、ワクワクがハイペースで入道雲みたいに、沸き上がって来たので…


お神輿の巡行。
神輿は、お洒落な軽トラの荷台…もとい、オープンカーかも?に鎮座ましまして、
神職はじめ、正装に身を包んだお歴々もオープンカーなので、ちょっと寂しい。

しかし!先導のお囃子の次に続くきらびやかな衣装を、
近眼+乱視の遠目なのに、パッと発見した私は、やっぱり超視力だぁっ!

いや、お神輿の他に、前の方でキラキラしてたのは、他になかったんだけどね。

猿田彦さんだっ!絶対そうだぁっ!


地区の方が、歩道に出て神輿に手を合わせていた。

そうだよね、お祭りだけど神社まで来られない人にも、
どうしてるかね?元気に暮らしているかね?って、
神さまは、お散歩も兼ねて神輿で渡御されるわけだから、
必ずしも荒々しく担がれる必要はないんだけど…


で、お神輿に手を合わせる人が、数軒ごとにいらっしゃるので、
なかなかお神輿を追い越して、猿田彦さんのとこに行けない。
だって、お神輿と手を合わせてる方との間を、急ぎでもないのに割り込むなんて出来ないよね。


途中、信号にも引っ掛かって、遂に、お囃子が止んで、
別方向の巡行開始への移動なのか、徒歩のお囃子と猿田彦さんたちが、車に乗り込んじゃった…
ええ~ん、猿田彦さぁん!

幸い、猿田彦さんは、オープンカーの神職たちと同乗したので、
思いきって声をかけてみた。

あの、恐れ入ります。そちら、猿田彦さんでしょうか?

最初は皆が、んっ??状態だった。勿論その方の名前ではないからね。
でも、「あぁ、そうですよ」と気がついて下さる。

猿田彦さんに会えて(お祭りで)嬉しいと伝えると、
猿田彦さんが握手しようと、車道がわ奥の席から手を差し出して下さった。
大感激で握手!お年を召した方だと思いますが、力強い握手。
神社の神職のお一人なのか、氏子の方なのか、
でも、あの衣装に身を包んだ時には、身に猿田彦さんが降りてると思う。

うわっ、今、握手した左手が熱くなってきたぁ!
猿田彦さんのご神気かなぁ?嬉しい!


なかなか追い付けなかった間も、猿田彦さんは会う子供ひとりひとりと握手してた。
いいな、いいなって見てたの…

あ?…ってことは、私って、お子さま待遇か?
ん、ノープロブレム!

「いいこと、あるよ」握手を終えた私に、同乗していた方が声をかけて下さった。

ありがとうございます。握手していただいただけでも、既にラッキーでした。

その言葉は、御神籤と同じ、
神さまが仰りたいことと受けとります。

猿田彦さん、ありがとう~!