まだまだ、鈴鹿に向かって、行ったり来たり…

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冬虫夏草、いったん最後まで読んだあとも、本のなかで行ったり来たり。

いつまでも、この旅を終わらせたくない。
毎日、文庫本を持って歩いてる。

毎日、新しい発見がある。
新しく、心のスクリーンにアーカイブされていく、優しくて和やかで、でもインパクトのあるシーン。


征四郎には所謂、度量の大きさとは違う方向で、精神面のキャパシティがある。

天狗が翔んでいて、おぉっ!と思うけれど、驚いて激しいリアクションがあるわけではない。
頭のなかは、どうしたらいいんだ?状態なんだけどねぇ。

せいぜい、あんまり驚きすぎると口をあんぐり開けたまま、立ち尽くすことがある程度。
(わたしもよくやる…フリーズほどの緊迫感がないのよね…なんか平和なの…)



おうちの近所で、ダァリアの歌声をそれとは知らずに誘われるように訪れる、
一面オオアマナの咲き乱れる場所。

旅の途中で、その前の数章が伏線になっていた、
時空を越えて、少女に誘われて訪れたマツムシソウの原。


民泊した家の子供たちが、持たせてくれた小さい包みの中はスカンポで、渇きを癒してくれる。

いいなぁ…わたしもこんな旅をしたいよ。