昨日のラジオ…

　
キラクラで、中村紘子さんの演奏する英雄ポロネーズが流れた。
ちょっとくらい暑いからって、ダレてる場合じゃないでしょう…
と、喝を入れて貰った気がした。

それほどに、素晴らしくパワフルで、それでいてとても緻密で、
そして何よりも、凛としていた。


キラクラのあとに、永さんが登場した回の真冬の夜の偉人たちが、特集番組として流れた。

偉人は、中村八大、そして、いずみたく。
作詞家としての永さんを、加賀美さんがサポートして、二人について語った番組の特集。

今回聴いてみて、昨年の放送分は、病気の進行が感じられて、切なかった。

そして、当然だったけれど、加賀美さんのさりげないサポートは、素晴らしかった。
本物のプロフェッショナル、と頭の中にテロップが流れる。


これに続いて、是非とも三回目を…と再会を約していたお二人だったけれど、
永さんが、語られる側へと旅立ってしまった。

「加賀美さん、本当にごめんなさいね！」
あのハキハキした口調に戻った永さんが、マイクに一人向かっている加賀美さんに、
そう言ってきちんと頭を下げている、
そんな光景が、わたしの頭の中に浮かんでいた。