青い地球は誰のもの…ふたたび。

 
進行役の吉松さんが、聴いていると涙がとまらなくなるといっていたテーマ曲ふたつ。

新日本紀行と、青い地球は誰のもの。

わたしも初めて聴いたときから、そうだった。


新日本紀行」は、ただひたすらにどっぷり浸かってしまう。
まるで清い水に吸い込まれるみたいに、ね。


でも、「青い地球は誰のもの」は、違う。
こころが泣き叫びはじめてしまう。

放映された時期(1970年代)には、青く美しい地球を、我が物顔に好き勝手に破壊して、
自分たちの利便性ばかりを、叶えていきつつある大人たちに、
少年たちの合唱が問うている、青い地球は誰のもの?と、ただただリフレインしている。


この地球で愚かな争いを繰り返している全ての大人たちが、
嘗て子供だった自分の御魂の根底から、問い直して欲しい。

青い地球は誰のものなのか…

青い地球は誰かのものではない、
特定の国々のものでもないし、特定の人種のものでもないし、
特定の統べる者(人に限らない)ものでもない。


青い地球はみんなのものだ。
人間に限らない、動物にかぎらない、一草一木、ありとあらゆる命、みんなのものだ。

有機物にさえ限らない。
こころを研ぎ澄ませて、命を感じられる、あらゆるもの、
水だって、鉱物だって、青い地球の構成要素たち自身が、
互いに互いを必要としている。

そうやって、青い地球は豊かな水と自然をゆったりと身に纏い、
たくさんの輝く生命を、星の如くに散りばめて「美しく生きて」いる。


忘れないで、この美しい青い地球は、確かにあなたのものでもある。
でも、決してあなた一人のものじゃない。

この地球を粗末に扱い、自他の命を粗末に扱うことなど、決して誰にも許されません。
それこそが、あらゆる信仰の対象とされている統治者それぞれに対して、
紛れもないぼうとくを行っていることに、今こそ気がついて。

そして、一人一人の中に、生まれたときに持たせてもらった、
大切な御魂への、それは最大限の手酷い裏切りです。


青い地球は誰のもの…いつも自らにも、問いただしたい。


いま、この時にこのオンエアを通して聴けたのは、
リボーンへの切符を今日、この手に受け取れたのかも知れないね。
ありがとうございます。