拍手(かしわで)、ポムポム

 
歯並びよく、ニッカーッと笑ってる狛犬の、あ~ちゃんとう~ちゃんのいる神社。
先日、また仕組まれたように鳥居の前にさしかかったわたし。


この神社の御祭神は、
あの信州のおっきな湖のそばから勧請されてきている。

凍てつく寒い気候は同じとはいえ、
遠く故郷を離れてきた人たちにとって、
本当に心の拠り所となる、大切な大切な、
神さま。

こじんまりとした境内ではあるけれど、
夜遅くでもない限り、お参りにきている方とすれ違ったり、
お手水から歩いてくる足音に、ツツツと拝殿前の隅っこに移動したりすることがある。
(お賽銭箱の正面を譲るため…)

最近のわたしは、御神籤みたいにお祈りしたあとで、もう一度ポムポムして、
神さまに、きいて頂けたかを判断している。

凍結防止剤が撒かれた道はかなり歩きにくくて、たどり着いた時点で何だかヨロヨロ…

案の定、最初にご挨拶したときはポムポムじゃなくて、
パスパスという音…むむむ…


祈念を終えて、弥栄を。
も一度、ポムポム。おぉ!今度は完璧だった。

まぁ、女の身で男みたいな拍手をうつな!という人もいるけどね。

神さまは、
争いごとに使われようとしている、物質的・精神的エネルギーを、
みんなが幸せになるためのエネルギーにと転化させてください、という祈りを、
「うんうん、そうだね、そのとおりだね」と受け取って下さったと思うの。

神さまの力で「転化させて」いくだけではなくて、
ひとりひとりも、そうしていくんだよ。

「そうなるように人々を導き、護り、力添えに奔走するからね!」
神さまは、そう請け合ってくださったんだと信じてる。
なんせ、いかづちの神さまなんだもん。
あ?ぼやっとしてると、おちてくるかも!きゃ~!

みなさん、知らんぷりすると…おちてくるかもよ…


あ~ちゃんとう~ちゃんが、「うふふ、よかったねぇ!」と笑いかけてきてくれた。

ありがとうございます。