寒中…寒い~!

 
寒の入りから、暖冬は冬休み?

雪や氷にかかわるイベントのある地方や、スキー、スケート、スノーボードといったお客さんで賑わう場所では、安堵に胸を撫で下ろしているね。


農業も、天候に振り回されている。

大根だけ見ても、暖冬で予想より早く成長してしまい、
値崩れして出荷できなかったり、出荷できても赤字覚悟。

切り干しの生産も、天然の寒風が吹かなくて困ってる…
という話を耳にしていた。

今度の低温で、春先にはまた野菜が品薄になる見込みなんだとか。
どっちに転んでも、農家には負担が残る。


天候によって安定生産が確保できないのだから、
何とか、生産から消費者にわたるまでに緩衝段階を設けられないかな。

現状のハウス栽培も、安定収入のために必要なことかもしれないけど、
せめて、太陽光を利用して蓄熱し、冷たい風や夜露や霜から護る、といった範囲(つまり、建物だけ)だと、エコだよね。


今は、露地栽培は値崩れしてしまったら、よくて畑の土に鋤き込む(土に戻す)か、
ものによっては、文字通り廃棄しなければならないものもあるとか…

踏んだり蹴ったりだね。
農家の方も悲しいけれど、せっかく成長した野菜だって、泣いてると思う…


フレキシブルかつ、移動可能な小ぶりな加工工場があるといいね。
トレーラーでひいてくとか?

缶詰めは難しいかもしれないけど、
乾燥野菜にする、粉末にする、液体にする、そうそう、漬物にするのもあるよね。

今は、減塩志向で漬物は「冷蔵庫に保管するもの」に成り下がってしまったけど、
本来は保存食品で、塩分が強くたって、それを散らせて使えば良いわけで…
(あ、これも魚柄さんの本に書いてあるはず…)

衛生面をクリアできれば、実現できないかな。
原材料の野菜を大きな工場まで野菜のまま運ぶのより、効率よいし、
例えば劣化を食い止められるまで現地で加工して(この時点で、嵩も減ってるはず)、
製品化は固定工場でやればいいよね?

現地での水は電源は、然るべき契約で農協で調達させてもらうetc.…
だって、野菜を消費者のもとに渡すのだって、農協の役割だよね?
それって結果的に、農家の生活を護ることにならないかな?


形が変わっても消費者の手に届けば、例え旬の野菜よりは割高でも、消費できるよね。
冷凍保存する必要もないものが多いし、
加工品ではあっても、旬を外してたべられる。

完全調理のレトルトは常温保存できるけど、その後のごみの処理(再生するにしても)って、
環境に負担かけてると思う。


順調に生産がまわっている時は、その設備の維持費が問題だと言われそうだけど(多分いうよね)、
そこで、「フレキシブル」であれば、良いわけだよね?


ソフトウェア的にいえば、
十分に汎化する(シンプルな土台となる、基本機材)
適切なデコレーション(目的に集中したオプション機材)
ってことになります。


あ~?そっか、わたしこれが言いたくて、野菜の話を持ち出したんだ?

そう、汎化とデコレーション。
未だに、受け入れられないの。
汎化してるための、時間も予算もないんだってさ。
手戻り一切なしで、設計書通りにやれってさ。
仕様が変わればそれは別料金にするか、うんとお客さんに恩を売っといて、次の契約につなげるんだってさ。


一体、何世代前の営業感覚してるんだろうね。
日本のIT業界、これをやってる限り、世界に太刀打ちできるわけないよ!