初詣に…(その4)

 
御神籤に絶叫されたのち、気を取り直し…
さて、御守りをいただきに…

白の作務衣を重ねたアルバイトでご奉仕しているようすの、
見るからに真面目できちんとしていそうなお嬢さんの前、
こちらからはちょっと奥に、いただきたい御守りが…

自分でとって手を滑らすのもね…と思い、
そちらの〇〇の御守りをわけていただきたいのですが…と、
指を揃えた掌で、さりげなく示した。

「はい、いったいでしょうか」と、お嬢さん。
へ?いったい?「いったい」って、一体全体…?
髪の毛が毛糸の帽子の中で、一瞬クエスチョンマーク

でも、次の瞬間理解できました。
神さまが宿った御守りは、そういう単位なのね!
そうだよね、一枚や一個じゃ、単なる「もの」になっちゃうよな。
どんな字なんだろう?
「体」「軆」「躰」、かな…


彼女は両手を添えて、小さい紙の袋におさまった御守りを差し出して、
型どおりではあるけれど「ようこそお参り下さいました」と。
華やかさはないけれど、清らかな声だったよ。
わたしも「ありがとうございます」と軽く会釈して受け取った。

人混みをよけて、も一度拝殿にむかい、
「御守り、いただきました」と胸に抱くようにして、ペコリ。


あとは奉賛会の売店で例年通り、甘酒(糀の)を美味しくいただいて、帰ってきました。

中旬頃までは、屋台も出てるんだけど、この売店はない。
わたしは、ここの甘酒がホントに美味しいと思う。
やっぱり、青年たちがご奉仕してて、オージャスが高いのかもね。

なんて…、あぁもう一週間たっちゃってたね。