お招きにあずかりました。
「咲いたよ~、見に来てねぇ~」
夢うつつに、そんな声を聴いて目がさめたこの前の週末。
ご招待ありがとうございます。
だけど、誰(=なんの花)なのか、どこなのか、わからない。
あれこれ考えつつ、朝ごパンをかじっていたら、
不意に、パンとは全然違う香りが…
実際に香ったのか、そんなはずないじゃん、というのが半分半分…
でも、ピピピッ!ときましたよ。
きっと、あのコだね。
咲いてましたね、朴の木。
今回も、葉っぱの間からの木漏れ日が、ふわわんと映ってる。
もちろん、パンをかじってた時のあの香りが、辺りに漂ってる。
そこからお散歩先の大学へ。
いつもとは逆のルートで、せせらぎの小道へと歩きだしたら…
すでに毎年の顔馴染みなんだけど、せせらぎの脇にレモンバーム。
ただ今年は、まだ丈が短いうちに気温が高かったせいか、
葉っぱが大きい。
一番上の葉っぱがお馴染みの大きさで、三番目あたりになると、シソの葉っぱより大きい。
そっと指で挟んで、香りを移すと、いつもの夏に感じるよりずっと香りが強くて、
思わず、通りがかった女性に香りを確かめるように、勧めてしまった。
花を楽しんでいたら、そそここで小鳥が囀ずってる。
日が延びたなぁ。空は夏みたい。
ハルゼミも鳴き始めてる。
歩いていると、ニセアカシアの甘い香りが、高い梢から降ってくる。
ってことは、シナノキがかおる日も近い…