『家守綺譚』とアセンション

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お久し振りです。今回一回きりの投稿になるかもしれないけど、どうしても書いておきたい。
コメントしていただいても、お返事はできなそうなので、ご了承ください。


今年の冬至あたりでマヤの暦が終わるので、人類が滅亡するという説や、この時期にアセンションが起きるという説がありますね。

行方不明になっていた『家守綺譚』の文庫本が、お気に入りの布のブックカバーにくるまって、先日ひょっこり出てきました。

久々に読み返して、一番最後の章の「葡萄」にたどり着いたら、あれ?これってアセンションのことみたい?

別に、梨木果歩さんがアセンションを意図したと言いたいのではなく、
「日がな一日、憂いなくいられる」という、そこの世界の住人になれるという、葡萄を拒んだ主人公。

過去にその葡萄を口にして、この世から消滅してしまった、親友の高堂。

その葡萄のある場所にたどり着くこと、それを口にすること、
アセンションは自分が覚悟することで、チケットを手にし、
自分で決めて、チケットを使うんだと。


ファンタジーに分類されそうな、薄い文庫本です。
アセンションに興味があるだけでは、読んでもつまらないかもしれませんが、
不思議大好きで、「怪し」も受け入れられる方に、おすすめです。