卒業文集の思い出 その1

 
卒業文集に何を書いたか、覚えてますか?
書くテーマが決められてしまっている場合もありましたが…

まるるんは、卒業文集に書いたことにはそれぞれに思い出があります。

でも、それ以上にこんな思い出があるのです。


小学校の卒業文集は、担任から校正の助手を言いつけられました。土曜日の下校間際に言われて、なんでそんなことやるの~?
一回お昼をたべに帰って、また学校にひとり出かけるなんて、楽しくなかったです。

今から思えば、漢字の書き取りはクラスの中では得意なほうだったし、
「口外しない」(作文の内容を)という指示を守れそうだったからかも。
男子の適任者は、土曜日は学習塾だったしね。

カリコリ校正しながら、まだ「なんで~?これって先生の仕事でしょ?」
まあ、これも今から考えれば、土曜日の午後ということは、時間外だから、
担任も時間的に切羽詰まっていた、という訳でしょうね。


校正に一区切りつく頃に、まるるんは突然気づいたのです。
突然、頭の中にボワンと漫画の吹き出し状に広がったことは、

「そっかぁ~、他の人よりできる能力は、自分のためだけに使うんじゃないんだね」
「自分以外の人のために、その力を使うんだ~」
「そうやって使うことができる人が、優先的に授かるのかもね!」
こと国語の成績については、何にも努力せず、かつ宿題を忘れることも少なからず…
だから文字通り、「授かった力」だったんですね。

でも6年生にして「授かる」なんて言葉が出てきたところが、当時は神懸かってたのかも…


今は、その片鱗もなくなってしまったまるるんです。トホホ…