藤の豆のさやは、ビロードの感触…
通りかかった遊歩道の藤棚に、藤の豆のさやが、たくさん下がってた。
たしか、小金井三光院の先代のご住職の精進料理のレシピに、
まだ若いさやを使った、和え物だったか、炒め物だったか、
鮮やかな緑が、お皿にもられたページがあったのを思い出した。
ごくシンプルな調理方法だったけど、
藤も食べられるんだ~と、その時初めて知った。
今はもう、このさやは成熟しきっていて、
先端の一番大きな豆は、小さめな空豆くらいありそう。
触っていたさやの表面は、弾力のある産毛に覆われいて、
まるでビロードに触ってるみたいな感触。
また来年、綺麗な花を見せてね~
と語りかけて、藤棚をあとにしました。