まるるんの怪(あやし)…失せ物篇

 
無くした!と思ったものが、
何度も確認した場所から、発見される。

これが、捨てたはずのものが、机の上にのってたとなると、
怪談じみて来るけどね~。


失せものが部屋の中でみつかるのは、よくある話で、
別に今更驚くには、値しない。


先日はお気に入りの、ポケットティッシュカバーが、
1週間にわたり行方不明になって、その後に別のポシェットの、
底から戻ってきた。


このカバーは、浅草寺の近くのお店で、随分前に手に入れた。
ベージュと紺の糸で織ってあり、タグには古布と書いある。

布の状態は良いので、端切れという意味なのか、
或いは、織り方が古い手法なのか。


とっても気に入っていて、別の柄の文庫本カバーは最近は、
「家守綺たん」にかけてある。

今年になって、お店を覗いてみたけど、もう扱ってなかった。


以前、このカバーをかけて読んでいた本を、
移動中のターミナル駅で落としてしまって、
気がついたんだけど、乗り継ぎ時間が迫っていて、一旦は諦めた。

でも、もしやと思って、帰りに改札まで降りていってみたら、
忘れ物を扱ってる取りまとめ駅に運ばれる寸前で、
無事まるるんの手に戻ってきました!


うーん…、この布には魔法がかかってるのかな~?
それとも、浅草の観音様のご加護かしら?
いやいや、浅草詣りの自分へのお土産を無くすなんて、
罰あたりなことは許されないのかもね~!


その反対に、無くすと絶対出てこないものっていうのもあって、
紫色でお気に入りのものは、思い出す限り、
無事に手元に戻ってきた試しがない。

冷房から身を守ってくれた、インド製のシルクの大盤のスカーフ。ペイズリーっぽい柄で、ものすごく気に入ってたのにな。

このときは、ホールの冷房がギンギンだと予想されて、
もう一枚、マゼンタのも持っていったんだけど、
それも無くしたの~

ま、シルクは、滑り落ち易いからね。


アメジストのブレスレットは、石に嫌われたかもしれない。


でも、別の金メッキの台にアメジストが載ったペンダントトップは、
チェーンからトップが外れない構造だったのに、
ある日出してみたら、チェーンだけが残ってたんだよね。
手品みたいだ~

あまり大きくない石だったけど、気に入ってたのにな。


ブレスレット以外は、結構身に付けていたから、疲れたのかな。