安易に解熱剤を使うと…とんでもない結果が待っていることもある…

体温が37.5℃を超えた時、安易に解熱剤を服用する人が多い。

まぁ、最近は低体温の人も多いので、自分の感覚とは１℃ずれて38.5℃位の症状なのかも知れない。とすれば、何だか熱が上がっている…と明らかに異変を感じているか。

細菌感染の場合は相手も細胞だから、此方が熱発することで、たんぱく質で出来ている細菌を傷めつけ、駆逐する。

高熱にまで進展した場合は、我が身も傷めることになるが、人間に限らず、その細胞は驚くほどの再生力を持っている。つまり、病後の適切な養生で、自力でリカバリーできることも多くある。

高熱になる前に安易に解熱剤を服用すると、熱発や白血球やリンパ球の活躍など本来身体に具わった反応での、不調への適切な対応を阻害してしまってはいないか。

勿論、40.0℃を超えた時点では自分の身体へのダメージが大きすぎる。解熱剤は必要だ。

その場しのぎの目的で解熱剤で体温を下げれば、むしろその人の体内で病原体は増殖し、危険なレベルの感染源になる可能性もある。

仕事を休めないとか、保育園で預かって貰えないという理由で、安易に解熱剤を用い続ければ、そのツケは必ずまわってくるのではないのか。