原点に戻る…というより、やっぱり原点に戻ってしまった…?

 
「原点に戻る」というと、そこには何らかの意思を感じる。

今の状況は、「結局また原点の上にいる」というほうが正しい。

ただ、それは平面のXY座標での話で、三次元のZ座標を加えれば、明らかに別の場所にいる。

イテレートしていって、環境も違うけど、
やっぱりその地点には真理(というとちょっとオーバーかな)がひっそりと、でも確かに輝いている。



結局、「Java SE 8 実践プログラミング」を購入して読んだ。
これも柴田さんの翻訳。

原著で「せっかちな」と著者が自ら書いているように、
目を滑らせてるだけだと、迷子になったりする。


で、今日はまた「Effective Java」(第2版)に舞い戻ってきた。
う、翻訳:柴田ワールドにどっぷり浸かってしまった。
翻訳本ばかりだけれど、そしてもちろんお目にかかったこともないけれど、
なんか、柴田さんがちょっと恥ずかしそうに、でもにっこりと頷いている感じがする。
「著者の意図を分かりやすく、訳せたと思うんですよ…」と。


いまはまだ、再度、第2版を目的別にあっちこっち読んでる状態だけど、心地よい。
安堵感さえある。

ただ、別にそれにしがみついて安堵しているわけではない。
逆にしがみつく必要もないほど、それはしっかりとそこにあり続ける。


わたしが立っていた原点は、原点と信じた地点は、ずっと正しかった。

いつも論破することができず、いつも少数派で、
予算の食い潰しと陰口を叩かれ、笑いものにもされ、非難されてきた。

関わる担当範囲も、担当工程も、ミスマッチの連続だった。

だけど、それはもう捨てよう。
別に会社勤めなわけじゃなし、どれだけ噂が独り歩きしようと、
そんなことは、わたしが気にする必要もないことのだ。


日本語でいうところのリベンジ。
報復ではなくて、再挑戦と確かなサクセスへ。


不要な過去の不満を捨てることだったんだ、おみくじの意味は。

原点に、しっかり自分の意思でいつでもたち戻るんだ。
ただリベンジと称して、闇雲に再挑戦しても、無意味だ。

ちゃんと原点に立って、だけど前回より確実に高いZ座標に立って、再挑戦する。

またひとつ、新しい原点から出発する。


神さま、今月のおみくじへのわたしの解答って、
これでいいんですよね?


また、柴田さんの翻訳書に会わせてもらえて、よかった。
実際は、去年のうちに購入できた本なんだけど、
期が熟していなかったのかな。

そして柴田さん、素晴らしい翻訳をありがとうございました。