夜道で、黒猫くんに会いました。

 
結構交通量のある通りの、夜道の歩道で、黒猫くんに会いました。


薄暗いところを、スルスルと歩いてたんですが、なんせ目が光っちゃうので、すぐに発見。

立ち止まって見ていたら、いったんすれ違ってから、何を思ったか引き返してきて、
じっと立ってるまるるんの足に、すりすりしてきた。


え~と・・・ とりあえず歩道のどまんなかだったので、脇によけて・・・
しゃがみこんで、「なー、なー・・・」と猫のまねして啼いてみせた。

そしたら、カラダをぐいぐい押し付けて、すりすり・・・

あの~~、これって、マーキング?? 猫のにおい付けられてるんだよね・・・


カラダをなでなでしたら、これまた一声啼いては、すりすりを繰り返す。
結構引き締まったカラダで、猫パンチ合戦したら負けそう・・・


1分間ばかり遊んで、「またね~」と立ち上がったら、
女の人が立っていて、「あら~、ねこちゃん~~」と入れ替わりに・・・


とことこ歩いていたら、ふと気がついた。喉が痛くなくなってる~~



日本では、黒い招き猫もいるくらいで、もともとは黒猫=不吉なんて公式はなかったらしい。

むしろ、黒い招き猫は、魔除け厄除けの意味を持ってるみたい。

あの黒猫くん、「おや~~? 喉が痛いの~? んじゃ、おいらが治してやるよ!」
と、引き返してきたのかな? と気がついた。


黒猫くん、ありがとね!! もう見えないけど、心の中で呟いた。
そう呟いたら、なんだか幸せな気分になれたよ。