箱根の被災

 

箱根登山鉄道の、宮ノ下ー小涌谷間の陸橋が墜ちて、年内の復旧は困難と…

 

関東に長く住んでいたが、箱根を楽しむために出かけたのは、片手の指で数える位か…

あの箱根の道をバスや乗用車に揺られていく自信はなく、いつも別行動で登山鉄道で向かった。

それ故の全く無防備・お任せで窓の外を堪能してきた。新緑、盛暑、紅葉と車両の窓ガラスに貼りついて眺めた。

 

陸橋が墜ちるほどでは、箱根全体も、特に渓などはずいぶん荒れているはずだ。

あの美しい箱根に戻すには、もちろん人の力も必要だが、自然が自らの力で自らを新しく育み、新しい環境に落ち着かせるにはそれなりの時間も必要だ。

 

 

地球温暖化を初めて環境問題を甘くみてきた報いではないか。放射能汚染水は希釈して海へ流せばいい、などと平気でぬかす政府への、ギリギリの最後の警告だという気がする。

 

近年は災害大国日本になってしまっている。天の気が乱れに乱れ、更に乱れを増しているのは、まつりごとが正しく行われていないと明確に告げている。

 

箱根大神さまを、九頭龍大神を、怒らせたかそっぽを向かせたのは、消費税に翻弄されているような庶民ではあるまい。