カラスの羽根が降ってきた話…(その2)
午の日なので、お稲荷さまからご挨拶…
こちらは小さな賽銭箱の奥、お供えを置くスペースの両脇には白いお狐さん。この空間サイズには、ハシブトカラスの体格では翼を広げて入れない。なので、いつものペースでご挨拶後、テキパキ撤饌。もちろん、頂きますと申し上げる。
大黒天さんのスペースも変わらないが、神使がいない。それでも、やはり左右どちらかから翼を広げたままの侵入は無理そうなので、いつも通りにご挨拶して、草大福をお下がりとして頂く。
ふぅ…大丈夫だった‼
トートにお下がりを並べなおして、赤い鳥居から退出すると、ん?空から羽根が一枚(でいいのか?)ふうわりと舞い落ちているのが、水平距離で5m以上先に見えた。まだ2m程の高さだったので、周章てて駆けよったがたどり着く前に着地してしまいそうだった。
あぁ無理そうだなと走る脚を緩めると、羽根が、え?受け取ってくれるの?とでもいうように、突然3m程の高さまで舞い上がってくれたのには驚いた。
今度は此方が、え?受け取っていいのか?と言って手を伸ばす番だった。それでも、こういうフワフワしたものを掴むのは難しく、2度逃したあとで、腕と胸の間に滑り込んでくれた。
翼の羽ではなくて、体羽(?)でフワフワしている。7cm位の、グレーに見えるが、カラスの肌着にあたるような、内側の羽根だろう。
とりあえず、赤い鳥居前まで駆け戻って、お礼申し上げる。
神社ではあるが、これは多分所謂「天使の羽根」が降ってくる、ということだろう。