今日も、空からのギフト…か?

 

昼前には少し早い時刻に、歩道の水溜まりに虹が映ったように見えた。条件反射で、眩しさを避ける小さな影を探す。

探しながら、多分ハロだなぁ…と勝手に口が呟く。国道の標識が歩道の端に、いい案配に頭が十分隠れるサイズの影を落としている。

まるるんに伝授(!)された通りに、まず標識の影に自分の頭の影を完全に重ねた。振り返って空を仰いで思わず唸った…巨大な楕円形のハロ。

 

天頂に近いほうは、くっきりとタイトに7色の帯が見えて、ぼんやりとタンジェントアークも見えているようだ。

感嘆して眺めているのは、爺ぃばかりか…いやいや、ドライバーには感嘆して眺めて貰うのは危険だが…

道往く人は、少なからずスマフォに目が釘付けで、辺りさえもまともに視ていない。花も蜻蛉も蝶も、視野を掠めてもフィルタリングして、ないことにしているようだ。

 

そう言えば昨日は、神社に向かう途中にも、淡い彩雲に何度も遭遇したのだが…そうか、色覚が鋭くなったので、恰も頻繁に見るようになった気がするのだな…と納得。

広い境内を歩く爺ぃの鼻先で、カラスが小首を傾げて足を止め、リスが警戒もせず跳回り、蝶が舞い、蜻蛉が飛び回っていた。