黙食ディナー…?(その2)

 

薬味は…ゴマを煎って荒く摺る…あとは、ジンジャーパウダーと粗びき胡椒でよかろう。ももたろうも、唐辛子は苦手だった筈だ。

たっぷり刻んだ葱を載せた完成画像が、ありありと湯気まで伴ってうかんできた…

 

ももたろうが凄まじい数のエコバッグをぶら下げて到着…反射的に、軽率に追加の買い物を頼んだ事を後悔する。

汗を拭きながら、爺ぃにかかわらない荷物は玄関内に置いて、必要なエコバッグだけ持ち込んでくれた。ありがとう。

 

ストックの油漬のツナ缶とスライスした玉葱に、スライサーで千切りにした人参を次々と小丼に放り込み、塩胡椒とレモンジュースでササっとあえて一品作ってくれた。

爺ぃは、その間に鍋に湯をあけて、空いたまな板でうどんにのせる葱を切る。

ももたろうがうどんを茹でて丼に盛り、水煮のツナ缶と葱をのせ、爺ぃは胡麻と揉み海苔をばら蒔いて、生醤油を回しかける。広がる香り…!

 

では…!とマスクを外して いただきます!

まだ熱々のうどんに水煮ツナの汁が絡まるだけで、出汁など要らない。

一気にうどんを片付けてから、ゆっくり玉葱のサラダ(?)を楽しむ。僅かな時間で、しんなりと味が馴染んで、旨い。