不思議に遭遇する日々…(その1)

 

不思議な…と思わないでもない、出来事が続いた。

 

19日の朝に、あぁ20日は子の日で大黒天の縁日だから、今度こそ某百貨店の屋上に祀られている大黒天に詣でてみよう、と決めた。

心に決めても、なにやらデパートには入り難く敷居が高い…子の日の数日前には思うのだが、今まで決行(?)しかねていた。

 

さて、では亥の日に関わりのある諸天は…?と調べてみると、戦の神…摩利支天だった。そう言えば、猪の背に乗っていた。

このインド渡来の神は、太陽を背に立ち、戦いを挑む者はその姿を視ること能わず、摩利支天は戦わずして勝つ、全戦全勝の神なのだ。

戦国武将にも、信仰する者が多かった…兜の中にその小さな像を納めて出陣した、ともいう。

ところが、戦いの神として猪の背にすっくと立つ姿は男神と思われるが、元々のインドの神マリチは女神なのだ。

まぁ、太陽を背負って戦わずして勝つなら、何も勇ましい姿でなくても構わない訳か…

 

多臂といえば、弁才天も二臂で琵琶を奏でる姿と、八臂で武器などを手にする姿がある。

最近知ったのだが、二臂は 辯才天 で芸や才能の利益、八臂は 辨財天 で戦勝や財の利益で、言と刀で書分けている。