これも導かれたか…?(その2)

 

大学のブル研のメンバーか…ベーシストはネックと弾くあたりだけ(?)のものを抱え、指の練習と小さな音がでるのか。

凄まじいシラカバ花粉も終了、ポプラの綿毛攻撃も終わりそうだ。湿気など楽器を気遣いながらも、開放空間で練習再開か…

 

その先のベンチのブロックでは、大学の学生会館に名を残す偉人の名を冠した、いろいろなサークルなどがジョイント活動していた(現在はコロナで自粛)中の、交響楽団の確かパーカッショニストと、和楽器の二人。気候がよくなると、彼らがここで練習に励んでいるのを、我々も以前から異なる日時に見かけてきた。

 

ここで聴こえるのは、全てアコースティックで、緑の中を抜けてくる風に吹かれて耳にする音は、例えまだ音合わせや練習開始直後でも、桁外れに心地よい。

今年も、夏のクラシックフェスの開催はない。緑の野外ステージのコンサートも、またお預けだ。充たされない心が、空虚というより、切なくなってきた。

 

人形(ひとがた)を持っていくには到底間に合わない時刻になっていて、農場のヒツジを眺めてから、街の中心部の公園のバラの区画を観にいくことにした。

学寮側か花木園側か…どちらで食事中か…