民放AM局のFM移行のNEWS

 

試験的な移行を経て、本格化するようだ。

 

放送施設(設備)の設営が大変だった昔は、少ない拠点から長波を飛ばすのが、正しい手段だった。

これは重量級の機関車で重い貨物を輸送していたのに似ている。この機関車を運行するには、線路にもかなりの強度が必要で、燃費にかかる負担も大きい。

今回のAM波からの移行は、この長波を飛ばしている設備の、維持の負担があまりに重くなったからだ。

 

昔は高い建物も滅多になく、真っ直ぐ遠く迄飛ばせるAM波で、かなり遠くでもラジオは受信できた。

 

一方のFM波は、電波を飛ばせる設備がAM波より軽量級ですむのと、中波の特性として高い建物などは迂回してくれるので、出力も相応に軽くて済む。

ただ当然だが長波ほどは遠くに届かないので、漏れなく受信できるには、相応の間隔(または、遮蔽される状況)に合わせて、配置する必要がある。

 

以前のフィーチャーフォンには、ネットを経由せずにラジオを聴けるものがあった。最近、スマートフォンにこの機能がついた機種がでたと、CMが流れた。

ポケットラジオ派の爺ぃにはあまり関係ないが、災害時にこそ役立つ機能か。問題は消費電力だろうか。