初夏の花から夏の花まで、ラッシュ状態…(その1)

 

オダマキが盛りだなぁ…と呟いたのはほんの数日前。が、今日は既にルピナスが、花穂を立ち上げて咲いているのに出くわす。

アイリスの仲間たちも、凛々しく咲き揃い、小柄のシャガを見れば夏だ。チャイブとおぼしきアサツキも、丸いぽんぽんを披露しているが…はて、これはジモティなアサツキなのか…

 

フジはあっという間に咲き誇った残骸で、あの甘い香りを楽しむ隙もなかった。シラカバ花粉が収まれば、既にポプラの綿毛がふわふわ空間を埋めて、大学の路面に積もっていく。

クルミの類いも、秋に向けての結実は完了していて、あとはボダイジュ(シナノキ)の花の甘い蜜の香りを待つばかりだ。

住宅街の街路樹も、ハクウンボクがまだ緑色ながら、蕾を整然と並べてスタンバイ。何本かのプラタナスは、かなり枝を切り戻されてしまい、僅かな葉を憮然と風に翻していた。

 

サクラは え?花って…今頃何言ってるの? と既にマッチ棒のような実を膨らませ、カエデたちと緑の木陰を作っている。

バラ科の仲間達の、リンゴやサンザシたちは、この爺ぃがゆっくりと白い花を楽しむ暇も与えずに、テキパキと咲いて、今は既に実と言えそうな位に丸く膨らんでいた。