オシドリ池の大学、秋だよ…(その1)

 

昨日は、昼前から午後前半までオシドリ池の大学を、ゆっくりプラプラ歩いて、秋の気配を眼と耳と鼻で味わった。時間の贅沢三昧…だな、きっと。

 

歩く瞑想…な訳はないけど、学外の一般人の利用できる北限の門から入って、学生会館の脇の南限の通用口まで。

あっち行ったり、こっちへまわったり…気になった場所も、ふと思いついた場所も…ベンチにゆっくりと腰掛けたり、広い空の下(何せ電線がない)にただ立ち尽くしたり…

 

積雪期を除けば、どこも顔馴染みではあるけれど、些細な季節の変化を感じながらゆっくり歩くと、何だか心の中を爽やかな風がそよぐ。

ふと誘われたように、しばらく立ち止まって瞑目…とても静かな笑みが、自然に口許に漂ってくる。

 

小柄な赤トンボに指を差し出してとまってもらったり、ツリフネソウやカタバミの種の鞘を摘まんで弾けさせたり、そんな時はマスクの下でニっコニコっ!になる。

リスやシジュウカラヤマガラゴジュウカラたちが、近寄ってきてくれたり、小鳥たちの囀ずりに大木を見上げて聴きいっていると、心の中はきゃあ〜、こんにちわ〜っ!状態で、多分マスクの外までニコニコ全開になってる気がする。